2018年12月26日
本部
久々に実施した施設長研修会今回は『先進事例研究:働きやすい職場と人材の定着』として、働き方等で全国のトップをリードする企業「サイボウズ株式会社」様を訪問させていただきました
講師にサイボウズ株式会社 カスタマー本部 カスタマーリレーション部 副部長 久保 正明 氏、コーディネーターに能力開発システム研究所 代表取締役 木曽 千草 氏 をお迎えし、離職率を下げるために行った働き方改革についての取組みをお聞きすると共に、オフィス内の見学をさせていただき、職場づくりのヒントを得ました
まず、「サイボウズ株式会社」は、何の会社なのか…。
「サイボウズ株式会社」は、チームやコラボレーションを支援をするツールの開発・提供、ソフトウェアのライセンスの販売に加え、サーバーやセキュリティなどの運用環境を提供するクラウドサービスをされている会社です
サイボウズではワークスタイル変革を実現するために、企業の価値観としての「風土」、人事評価や育児休暇などの「制度」、場所や時間にとらわれずに働く環境を作りだす「ツール」が大切だと考えられています。また、働いているメンバーの多様性を受けいれることで「100人いれば、100通りの働き方がある」をコンセプトとして人事制度をつくり上げておられます。現在では、場所と時間を軸に9種類の働き方が選択できるようになっているそうです。自分の働きやすい環境で働くことにより、離職率も大幅に減少しています
また、育児・介護休暇制度も最長6年まで取得ができます。妊娠判明時から取得可能。それにより、出産で退職する社員はゼロ。仕事人間だった社長自ら育児休暇を取得されたことで、社員も取得しやすくなったとも話されていました。他にも、子連れ出勤制度、育自分休暇制度、副業可等様々な取組みをされています。この『育自分休暇制度』は、転職や留学等、環境を変えて自分を成長させるために退職する人が対象。最長6年以内であれば、復職が可能だそうです
講義やオフィス内の見学を通しての感想や質問等をグループで意見交換しました
それぞれのグループから出た感想・質問にも、久保様からご丁寧に回答していただきました
一旦、研修会を終了し、別会場で講師の久保様、コーディネーターの木曽先生を交え、活発な意見交換をされたようです
アンケートより、一部ご紹介
様々な働き方を選択ができることで、気兼ねすることなく仕事ができ、日常生活とのバランスをとれることが素晴らしいと思いました。時代の流れに添った方法があることを知ることができ、良かったです
今までは同じ福祉施設で研修させていただくことが多かったので、全く違う業種の研修ではとても新鮮でした
形にとらわれない自由な発想・柔軟な考えが大切だと感じた
最先端企業の取り組みを目の当たりにして刺激になった
などのご意見をいただきました
久保様・木曽先生、ありがとうございました
皆さん、お疲れ様でした