慌しく過ぎていった1月の末に1月の職員会が行われました。
今回の研修、テーマは「虐待」
最初に虐待に関する話がされ、続いてケーススタディとして4事例を舞台劇にして紹介、それらに関してグループワークを行う、という順番で進んでいきました。
虐待の定義は
身体的虐待・ネグレクト(食事を与えない、コール無視等)・心理的虐待(暴言等)・性的虐待(性的な行為をする・させる)、経済的虐待(金銭を不当にうばう等)
からなり、
身体拘束に関しては生命の危険性が著しく高く、代替手段が存在しないといった「緊急やむをえない」場合を除いて、すべて虐待に該当します。
虐待の起き得る土壌は不適切な言動からグレーゾーン、虐待の言動へと展開していき、犯罪である「暴力」へと落ちていくと考えられているため、
対策の基本としては背景要因を解消し、不適切なケアを減らし、適切なケアを提供する、となります。
ストレスの溜まることもあるでしょうが、昨年から始まったストレスチェックなどもありますので、抱え込まないで、周りに相談しましょう。また、見て見ぬふりもやめましょう。一時の注意は結局はその人をも助けることに繋がります。
さて、説明の後は寸劇ですが・・・その様子は当日参加した方の胸の中に秘めておいてください。
いえ、写真が撮れなかったのです。なんていうか、すごくて(^^;)
代わりに打ち合わせ中の様子をどうぞ。
グループワークでは一つ一つの事象に対する対症療法を考える方々が多数でました。
それはそれで間違ってはいませんが、中には介助者の心理的負荷とその対処を考える方もいました。
総じて、作業を優先するあまり、利用者の心理的配慮に欠ける、という事がベースとなっているようです。
グループワーク担当の司会者の〆の言葉が
虐待と言う事実を、統計上は利用者も職員も認識できていないことが多い。
要因を捉え、これを放置しない。不適切になっていないか常に考え利用者第一で考える。
副施設長が
自分のストレスとも上手につきあって、チームとして上手に良い雰囲気の中でやれば、こうした事例はなくなっていくのではないか。
施設長が
みんながまとめてもらったことが答えです。実践に活かして下さい。
でした。
続いて、防災に関するお話がありました。
愛媛県は短くて急な河川が多いため、全国8位で土砂災害の危険箇所が多いです。
近年では降水量が上がっていまして、一方で降水日数は減っています。
つまり短時間に多量の雨が降っているのです。
そのため、今後は岩手の事例のような災害の危険性が増すでしょう、とのこと。
えひめ河川(かわ)メール(https://www.pref.ehime.jp/h40600/kasenalarm/h40600.html)
などといったツールもあるので、危機管理をしっかりとしましょう。
この後に、施設長報告があり、1月の職員会は終わりました。
「あけはま荘」次回更新は2月14日頃を予定しています。