お知らせ

2018年02月27日

老人事業部

特別養護老人ホームあけはま荘

判断の刹那

夜。

 

静かな時間。

 

居室から離れた一角、ボイラー室から、破裂音。

 

不審に思った職員が様子を見に行き、眼にしたものは、

 

―――火の手

 

 

夜間想定の火災避難訓練が日中に行われました。

現実に沿って参加職員は各ユニット一人ずつです。

    

「火事だ!」の声に反応して消火器を手に駆けつける職員。全員が全員同じ行動というわけにはいきません。リーダー格の職員が指示。通報者は直ちに行動。初期消火断念。適切な誘導を。排煙窓開放。防火扉閉鎖―――

さて、終了後は消防の方から総評です。・・・残念ながら前回ほどてきぱきとはしていなかったとのこと。また、より火元に近い位置に消火ホースがあるのにもかかわらず、離れた場所からホースを引いていたのも減点。消火設備の場所は常に把握しておくようにとのこと。

排煙窓を開けたのは加点。

指示者には優先順位を決めるための一瞬の判断が求められます。

命の駆け引きに繋がる判断は重くのしかかるものですが、一人もかけることの無いように訓練していきましょう。

 

ちなみに職員側から出た意見としては、サイレンがうるさいと通報時に相手の声が聞こえないというものや、防火扉を閉めるタイミングを問うものでした。

その後は玄関にて消火器の使い方講座です。風上から風下へ向けて吹くように注意です。

 

次回「あけはま荘」は3月6日頃の予定です。

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