あけはま荘は海と山に挟まれた場所にあります。
前を見ると海が広がり、振り返ると山がそびえています。
さて、海が猛威を振るう“いざという時”、私達が避難する場所は反対にある“山”です。
標高が安全を確保してくれるまで、私達は駆け上がります。
―――ご利用者と共に。
5月某日
空の避難場所までの経路を確認すると共に、実際にご利用者をそこまでつれていくことを経験する―――避難経路確認が行われました。
と、いっても施設のご利用者全てが参加するわけではなく、一部の代表者による参加となります。
あけはま荘から、ふと見上げるとそこにあるその場所は、直線ではとても近いように見えます。しかし、そこにたどり着くためには大外から周る道を通る他ありません。
この日、天気はとても良く、晴れわたり・・・つまりはとても日差しが強かったのですが、風が涼しかったこともあり、さほど暑さは感じませんでした。
遠回りの道ではあっても、それなりの傾斜を持つ道なので、車椅子を押す職員には体力が要求されます。
また、その道はアスファルトで舗装されているとはいっても、高速道路のような平坦な道ではないので気をつけていても車椅子には振動が伝わります。
ご利用者も大変です。
非常時には命が天秤にかけられるので、そんなことは言っていられないのですが。
そうしてたどり着いた天空の避難場所は、あけはま荘とその向こうに海が臨める見事な風景が見渡せる場所。
ここからの風景がいつまでも平穏でありますように、願わずにいられません。
また、余談ですが、4月某日、宇和のお店で新任歓迎会が行われました。
ケアハウス・デイサービスも含めると新任は総勢9名。
昨年と違い多人数なので、写真にありますように、上座にずらりと横並び。
そうそう、4月1日記事にあった隠しキャラさんは未成年なのでアルコールではなく烏龍茶で乾杯です。
「新任さん、いらっしゃ~い」六代 桂 文枝師匠の声で再生させると、昭和の香りがするかもしれません。元ネタ番組はまだ続いていますが。長いですね。今年入られた方々も共に末長く宜しくお願いします。
「あけはま荘」次回は6月13日頃を予定しています。