2016年07月05日
老人事業部
特別養護老人ホームあけはま荘
ドキュメント4.3時間
今回発見された謎(笑)の手記により、その時何が起こったか、その全容が明らかになりました。
そこに記された壮絶な戦いの記録、その全貌を公開するのは残された我々に課せられた責務でしょう―――
(以下にその全文を記載しますが、所々見られた不鮮明な部分も、その資料的価値を考慮し、そのままの形で挙げています)
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朝が弱い私・・・副施設長の佐■ですが
日曜の朝から5:30に目覚ましをセット
なんとか、昨夜(保育園の夕涼み会)の疲れに打ち勝ち
体を起こす事が出来ました。
早起きして向かった先は
“あけはま荘”のある明浜町狩浜地区
そうです。今日は
恒例行事になりつつある、町内一斉清掃の日なのです。
この任務の為に志願したのは・・・この5名
ナギナタの■瀬(施設■)
両刀使いの■藤(副■設■)
エガマの■本
草刈り鎌の佐■
鎌を忘れたし■甲
与えたれた任務は、『川の中の草刈り』
スタートこそは、整備された河川ですが
進むにつれ、自然の中に戻る川
ある者は、腰まで水に浸かり
ある者は、岩伝いに歩き、滝に打たれ
ある者は、蚊やくもの巣と戦い・・・
とは言え
清々しい汗をかくことができました。
地元の方々にも
「若いもんが出てくれるようになったけん、仕事が早いわい」
「慰労会も出てくれよ。」
と不慣れな仕事で、足手まといの私たちに
ありがたいお言葉を、たくさん頂戴いたしました。
こんなに喜んでいただけるとは・・・
来年に向けて、草刈り修行に//
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文章はここで唐突に終わっています。
その後、深山の奥で一心不乱に鎌を素振りする姿を見たとか、滝に打たれて修行しているらしい人のそばに鎌があったなどといった目撃情報・・・は、そもそもありません。
みなさんお疲れ様でした。(本文以外はフィクションです)