お知らせ

2015年10月28日

本部

今年も…高校へおジャマしてきました!!

 今年も愛媛県立宇和高等学校様よりご依頼がありまして、人権・同和教育研修会で

高齢者といかに付き合うか 〜認知症のいろいろ〜

と題しまして、昨年度に引き続き、当法人の特別養護老人ホーム皆楽園の職員が3年生及び教職員約120名を対象にお話をさせていただきました

 

 最初に、施設長より認知症について説明                                         その中で、認知症の方の中心となす症状を具体的に挙げられ、それをもとにこれから実際経験するかもしれない、もしかしたら既に経験されているかもしれない…と、簡単なお芝居を見ていただきました

 まずは…朝ごはんはまだ

                 

 朝食を済ませていましたが、再度食事の要求があった場合…どう対応したらいいのでしょうか

 関わりの基本姿勢は「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」です。むきになって、真実を伝えても認知症の方には伝わりません。その人の世界に入り、合わす必要があるということ

 どんなに物忘れをしても感情だけは残ると言われています。怒ったり嫌な態度を取ると、「この人は嫌な人」という感情だけが残ってしまいます。何を注意されたか何を言われたか覚えておられない。感情だけが残るということ

 次は、町の中で高齢者(認知症)に出会ったときです。                                                                               同じところを何度も歩いている高齢者にひと声…

                            

 偶然、お孫さんに出会いました(生徒さんの特別出演アドリブも最高でした)。

 施設長が今年8月東京で開催された研修会に参加した際に、昨年NHKで放送された『認知症 行方不明1万人』という番組を作成された社会部記者の方の話を聞かれたそうです。                                                                 認知症の為名前が言えず身元不明となり、7年間介護施設で保護された女性の実話、認知症またはその疑いのある方が、行方不明として警察に届け出る件数は年間1万にも上るということに…皆さん真剣に話を聞かれていました。

 ちょっとした勇気のある行動をもってもらうことにより、事件・事故に巻き込まれる可能性のある認知症の方を守ることにも繋がります。                                                 まずは、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」の挨拶から始めてみてください

 昨年度もこの研修に参加した職員より、『昨年のこの人権・同和教育研修会に参加をしていた生徒さんに偶然会って、先日はありがとうございましたとお礼を言ってもらったんよ』と話を伺いました。覚えてもらっていたことに感激し、心が温かくなりました

 今年もご縁があって、宇和高等学校様にお伺いしました。                                                今日の日がきっかけとなり、高齢者そして認知症の方々のことをより身近な存在になっていただければ幸いです。このような機会をもうけていただき、

ありがとうございました

 

注)光線の関係で、写真がうまくとれておりません

 

 

Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る